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平成21年度 神奈川県文化芸術団体事業助成事業

​2009年12月5日(土)15:30開場 16:00開演

​海老名市文化会館 大ホール

 

《指揮》乾 健太郎

《管弦楽》東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

J.S.バッハ
 ブランデンブルク協奏曲第5 番ニ長調 BWV1050 より 第1 楽章
 カンタータ 第147番 「心と口と行いと生きざまをもって」

髙田 三郎
 山形民謡によるバラード 
 混声合唱組曲 「ひたすらな道」 (管弦楽版)

源田 俊一郎 編
 混声合唱とオーケストラのための唱歌メドレー 「ふるさとの四季」

佐藤 眞
混声合唱とオーケストラのためのカンタータ 「土の歌」より

「大地讃頌」

《ソプラノ》佐竹 由美

《アルト》長島 桂惠子

《テノール》辻 秀幸

《バス》大石 洋史

《チェンバロ》水永 牧子

《合唱》

 レーベンフロイデ合唱団

《賛助出演》綾瀬少年少女合唱団エンジェルハーモニー

 開催まで2年に渡る準備を行い、多くの方々のご支援、ご協力をいただき開催しました。ほぼ満席のお客様を迎え、大盛会のうちに終了しました。

 演奏したいずれの曲も、素晴らしい曲で、私たちに感動と満足感を与えてくれました。ご来場の多くの方々から、感動と賞賛の言葉をいただいたことは、私たちにとっても大きな歓びです。

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「Boys  be ambitious!」―ご挨拶にかえてー   

実行委員長 寺尾 世津子

「レーベンフロイデ合唱団創立10周年記念コンサート」開催にあたり、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団を初めとして、ソリストの方々・綾瀬少年少女合唱団エンジェルハーモニー・特別合唱団員の皆様と共に、多くのお客様をお迎えし、かくも盛大に開催できます事をまず感謝申し上げます。

 かつて、サムエル・ウルマンは『青春とは』の詩の中で「誰にとっても大切なもの それは感動する心 次は何が起きるだろうと目を輝かせる子供のような好奇心 胸をときめかせ未知の人生に挑戦する喜び」と高らかに詠いあげましたが、今回のコンサートには、これらのエッセンスがいっぱい詰まっているといっても過言ではありません。

 何かに導かれるような偶然の重なりによって、幸運な出会いが更に出会いを生んで、充実したプログラムとなりました。中でも、団名の由来であるバッハの「カンタータ第147番」で海老名ゆかりのチェンバリスト水永 牧子氏と共演できますこと、又、作曲者髙田三郎氏自身の初演から30年目の節目の年に同好の士と共に『ひたすらな道』(管弦楽版)を演奏できますことは合唱人としても望外の幸せであります。綾瀬少年少女合唱団エンジェルハーモニーとの『ふるさとの四季』(管弦楽版)の共演も新鮮です。

 思えば私達は、1999年の創立から今日まで、情熱あふれる指導者のもとで、時には転びそうになりながらも歌う喜びを味わいつつ、遥か彼方にある素敵なものを目指して走ってきました。周りからは無謀だと言われることもありましたが、だからこそ夢のある楽しい日々でもありました。夢は、私達に希望と勇気と行動力を与えてくれるのです。

 「Boys  be ambitious!」は、150年前に海老名の地に生まれ、札幌でのクラーク博士との魅力的な邂逅に敬意を表し世に広めた大島正健さんからの、熱い思いがこもった最高の贈り物です。今までの10年間の活動への祝福の言葉であると共に、未来に向けての指針ともなるものだと思っています。今回このコンサートに関わってくださった全ての方々と共に、この言葉をかみしめ、次代に引き継いでいこうではありませんか。

 

髙田留奈子様(髙田三郎氏の奥様)からの メッセージ


このたび、創立10周年の記念演奏会に髙田三郎の管弦楽曲が2曲演奏されることを嬉しく思っております。
「ひたすらな道」は、夫自身の編曲と指揮により、1979年に日本プロ合唱連盟と新日本フィルハーモニーの演奏で初演されたのですが、自筆のフルスコアはNHKアーカイブスに保管されたまま、一度も演奏されなかったのです。今回、岡崎隆氏により浄書譜が完成、30年ぶりに再演のはこびとなりました。

 夫自身の編曲による管弦楽伴奏の合唱曲はこのほかに「私の願い」をはじめ4曲ありますが、いずれもピアノ伴奏では現わし得ないものがあります。「ひたすらな道」は詩も曲も人としての生き方の極限を探求する作品であり、管弦楽伴奏によって一層その効果が深まることと、大きな期待をもっております。

 もう1曲の「山形民謡によるバラード」は東京音楽学校研究科(現東京芸術大学音楽部大学院)の終了作品であり、主要作品の第1号にあたります。1941年の初演の際、夫はこの曲によってはじめて「自分」にあったような気がした。書いています。その後国内でまた海外でたびたび演奏されていますが、1992年、約50年後に再演された折、夫も私も、夫の本質のもっとも中心とも言うべき核に出会ったと感じたものでした。生まれる時、神が魂の奥深くに埋めて下さった貴とい種が、生涯損なわれることなく実を結んだのが、夫の作曲家としての真の生き方であったと思います。夫は来年没後10周年を迎えますが、このように作品が大切に演奏されつづけることは本当にありがたいことです。

 ご盛会を心からお祈りすると共に、次の10年も、より高く、より美しく、合唱の歓びを共になさりながら、ますます発展なさいますように心から希っております。

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​ チラシ・ポスター 

新聞の報道

本公演は、大きな反響を呼び新聞等に報道されましたので紹介いたします。

朝日新聞 さがみの版 2009年12月1日

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神奈川新聞 相模原・県央版 2009年11月11日

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​ブログ等の掲載

本公演の様子、感想などが、共演者の方々のブログに掲載されていますので、ご紹介します。


テノール 辻 秀幸先生 (2009.12.6の記事)
バス 大石 洋史 先生(1) (2009.12.4の記事)
バス 大石 洋史 先生(2) (2009.12.6の記事)

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(1)   (2009.12.4の記事)
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(2)  (2009.12.5の記事)

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